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【集中連載】もっと知りたい!宮古島市の下水道について詳しく解説
第三回 下水道に迫る老朽化、必要となる維持管理
今回は、「下水道に迫る老朽化、必要となる維持管理」をテーマに、下水道についてご紹介します。
(広報みやこじま11月号に掲載している内容の拡大版です。)
老朽化が進む下水道施設
下水道は暮らしの衛生を守り、自然環境を保全する重要なインフラです。しかし建設されてから数十年が経過した施設も増え、全国的にも老朽化が進んでいます。宮古島市の下水道関連施設(公共下水道・農業集落排水・漁業集落排水)については、供用開始されたのが平成5年〜平成13年ということもあり、法定耐用年数を迎えていないものが大半ですが、将来的には順次その時期を迎えることになります。
法定耐用年数を超えたとしても直ちに使用できなくなるわけではありませんが、時間の経過とともに劣化や摩耗は進み、施設の信頼性は低下していきます。全国的な状況を鑑みると、宮古島市にとっても老朽化対策は避けられない課題となっています。
維持管理の重要性
老朽化によるリスクを抑えるためには、定期的な補修や点検を重ねることが欠かせません。小さな管のひび割れや部品の摩耗を放置してしまうと大規模な破損やトラブルにつながり、市民の暮らしに大きな影響を及ぼす可能性があります。
一方で、摩耗・劣化した部品の交換や計画的な設備更新を行うことで、法定耐用年数を過ぎた施設でもより長く、より安全に使用することが可能です。日常的な点検や修繕といった適切な維持管理があたりまえの日常生活を支えています。
維持管理や設備更新に係る費用
こうした維持管理や更新を継続するためには安定した財源が必要です。特に設備更新等に係る費用の増大が見込まれる今後、従来の下水道料金水準では十分に対応していくことは難しくなります。そのために、宮古島では令和8年度から下水道料金のの見直しを行うことを決定しております。短期的には負担と感じられるかもしれませんが、長期的な支店で見れば、十分な設備更新を行うことは重大なアクシデントを未然に防ぎ、暮らしの安全を守ることに繋がります。
まとめ
下水道は視認できないため忘れがちになりますが、暮らしと自然環境を守り続けている重要なインフラです。
老朽化が進む中でも適切な維持管理と計画的な更新を行って施設を長く、安全に使う必要があります。適切な維持管理は安心して暮らせる島を千年先の未来へ残していくために不可欠な取り組みです。
環境衛生局 下水道課
TEL.0980-75-5121





